新規配給作品

徳島映画センター新規配給作品 映画こども食堂にて

映画 こども食堂にて

「こども食堂」でボランティアを始める千晶。 彼女は、親の虐待から立ち直った過去があった。 今や「こども食堂」は、単なる貧困家庭や孤食の子に食事を提供するだけでなく、子どもと地域・社会を結びつける重要な場としての役割が求められている。千晶の目には夕食を食べにくる何らかの事情を抱えた子どもたちの姿があった。腕に痣がある小学生。児童養護施設に入っていたことを笑顔で話す中学生、子育てに苦悩するシングルマザーもいた。

千晶は、子どもたちに優しく声をかけ、自分が体験したことを話す。 何が自分に出来るのかともがきながら。 ある日、千晶は里親のもとで暮らす一人の高校生の悩みを聞く。生みの母親が見つかった、会いたいという。そんな少年に千晶は言葉をかける・・・少年は、どう行動するのか・・・千晶自身には、縁を切ったつもりの父親が行方不明との連絡が入り、心は揺れる・・・