新規配給作品

希望のシグナル

自殺防止最前線からの提言

東北の小さな町からはじまった"懐かしくて新しい"活動の記録

私たちが暮らす日本では、毎年約3万人が自らその命を絶っています。残された家族や友人は自らを責め、悩み、ときに周囲からの偏見に苦しみます。こうした現状の中、秋田県にひとつの兆しを見つけました。日本で最も自殺率が高い地域だからこそ、先進的に取り組みが行われていたのです。

過疎化が進む地域のコミュニティを復活させたいと1杯100円のコーヒーサロンを始めた袴田俊英さん(心といのちを考える会)。"中小企業の経営者を倒産ごときで死なせてたまるか!"とNPOを立ち上げた佐藤久男さん(NPO法人 蜘蛛の糸)。仙台市で自死遺族のための自助グループを運営する田中幸子さん(藍の会)。映画は、彼らが、様々な人と出逢い、つながり、やがてそれが大きな流れへと至るまでを見つめます。