子ども達に! 子ども達と!

チスト みどりのおやゆび

 「チスト-みどりのおやゆび」は、フランス文学界の大御所、アカデミー・フランセーズの常任事務総長モーリス・ドリュオンが、1957年、緑の大切さ、平和の尊さを訴えた同名小説を原作としています。原作は、発表以来、世界各国て翻訳されベスト・セラーとなっており、親から子へと語り伝えられている不朽の名作です。
美しいものを美しいと、生命あるものを愛しいと感じる心、そしてそれを素直に表現し、行動する心。地球環境の悪化、そして戦争。いま私たちの住む地球が抱えている無数の問題に立ち向かうための心の原点が、この作品には表現されています

ものがたり

 8歳になったときチストは小学校に行くことになりましたが、長く続きませんでした。授業中すぐ眠くなって居眠りをしてしまうのです。そこで、テストのために両親は新しい教育をしようと試みます。実際に物事を観察して覚えさせようと思ったのです。
その最初の日、チストは不思議な力を発見したのです。でも、大人たちにはわかってもらえそうにないので、秘密にしておきます。
初めて目にする外の世界は、チストには不思議なことばかりです。なによりも大人たちの考えていることが一番の不思議でした。

スタッフ

原作:モーリス・ドリュオン(アカデミー・フランセーズ)  総監督:三浦朱門  監督:丹野雄二  総合プロデューサー:小澤優子  脚本:立原りゅう