新規配給作品

ふたたび

貴島健三郎、78歳。
男は50年の時を経て、友との約束を果たすため、最後の旅に出た。出会ったばかりの孫と共に。


神戸。50年前ジャズバンドに命を賭けていた男たちは、今や人生の最終コーナーを曲がろうとしていた。78歳になった貴島健三郎は、かつてのバンド仲間を探すために、思うように動かなくなった手に杖を握らせ立ち上がった。
彼の願いは、何もいえないまま姿を消したあの日の許しを請うこと。


ジャズにのめりこみ、「死んだ」と聞かされていた祖父との旅に巻き込まれていく孫・大翔には、近年話題の映画やテレビドラマでの活躍も目覚しい若手注目俳優・鈴木亮平。
50年の想いを抱え、孫と最後の旅に出る頑固な元ジャズトランペッターには、名優・財津一郎。2人を見守る女性看護士には、日本で本格的な女優デビューをし、注目度急上昇のMINJI。健三郎のかつてのバンド仲間には、藤村俊二、犬塚弘、佐川満男、さらに息子に陣内孝則、その妻に古手川祐子と存在感あふれるキャストが脇を固める。